2013年9月10日

尾瀬・片品川水系北岐沢


8/31-9/1、尾瀬・片品川水系、北岐沢に行ってきました。



天気予報はかなり微妙というか、自分的には3秒で中止を決めるレベル。
日に日に悪くなる予報に、こりゃダメかなと思ってました。

  • 31日夜から翌朝にかけ、真上を低気圧中心が通過(by気象庁の予報天気図)
  • ウェザーニュースによる檜枝岐の天気予報は降水確率70%

諦めて前日に飲み会とか入れていたら、リーダーの判断で決行に… (;'д' )
結果的にはこれが大当たりでした。




土曜の朝、高速道路から見える空は晴れ模様。
大清水の駐車場は空いていました。支度をして10時半頃に出発。
アプローチの林道を歩いて入渓点のヘアピンまで1時間半。
ガードレールの切れ目から下降しましたが、もう少し奥に踏み跡があったようです。
12:30に遡行開始。 

入渓点

沢自体は難しいところもなく、癒し系でした。
大滝は立派でしたが手前左岸から巻き。怖そうだったので。
15時には1688m付近の左岸に幕場を確保しました。
ちなみに翌日遡行した感じでは、奥の二股(1770)まで何箇所か幕場がありました。
結局は夜まで天気が持ち、夜に降られた以外は終始晴れか曇り。
天気図も当てにならないなあ。 

ちなみに夜中はそこそこ雨が降ったので、
気になって12時頃に川を見に行きましたが、5cm位のプチ増水でした。
2−3人用テントに3人で寝たら、隅っこになって眠れなかった…。
まあそのお陰で川を見に行くことができたのですが。
やっぱり幅130cmは辛いですね。3人なら150は欲しい。





翌日は6:30に出発、小松湿原を経て8:45に遡行終了しました。 
ここから登山道を辿り、2時間弱で鬼怒沼山に到着。
沼に青空が映り、とても素敵なところでした。
霧の中の下山かと思っていたので、青空が見えるのは嬉しかったです。 



鬼怒沼山は、水苔やモウセンゴケが生える典型的な高層湿原でした。
 
あ、同行者は湿原に小便するのも森にするのも変わらんと言ってたけど、
僕はやっぱり嫌です。湿原ってセンシティブなものだと思うので。

湿原ってそんなに大層なものか?と言われるかも知れませんが…。
でも、そんな大層なものか?といって作った霧ヶ峰のビーナスラインや、
蔵王のエコーラインを見て、登山者として悲しくならないのかな。
もうだれも、車山や刈田岳を「山」として見なくなってしまっています。


山は山のままで、なるべく元のままで、
そう考えるのはおかしなことでしょうか。


こういう時に「国立公園」という肩書きは使えるよね。
逆に言えば、少なくとも高山帯や高層湿原では携帯トイレを使ったり、
みんなが気を付ければ、国立公園なんて縛りは無くて良くなるのでしょうね。


ここからは急な下りを2時間ほど辿りました。結構しんどかったです。
下山時刻は14時でした。

湯沢の谷にある木橋


最終的なタイムは、アプローチ1.5時間、遡行4時間弱、下山4時間程度でした。
あと帰り道、土砂降りの雨にやられました。
これが遡行中だったと考えると、怖いですね…
今回うまく行ったのは、読みが当たったのか、運が良かったのか。

最後に、魚影は全くありませんでした。
いないのかなあ。居ても釣っちゃだめだけど。


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