買えば張りたくなるのが人情。
山にはいけず…なので、公園で張ってきたよ。
こどもにテントー！って指差された。
みちゃいけません！(｀・д・´)ｺﾗ
※ちなみにLBSは、ダンロップのVSシリーズのOEM品です。
従って、ここでのLBS30の評価は、そのままダンロップの
VS30の評価と言っていいと思います。色以外。
１．ベンチレーター
なんでベンチレータから始めるのかって？ベンチレータ・フェチだからです…(´д｀)
昔ウチにあったテントはツーリング用で、
ドアが前後にある代わり、ベンチレータは無かった。
そんな頃、テレビで登山隊のテントにベンチがあるのを見て、
「なんだあれは！締め切っていても換気できるのか！(*´д｀*)ﾊｧﾊｧ」
と、そんなことはどうでも良いんだけどね。
緑がエスパース・マキシムナノとマキシムフライの組み合わせ。
このテントは入り口が吹き流しの冬仕様。
他のテントが「冬もいける３シーズン」なら、
こいつは「３シーズンもいける冬テント」ってとこ。
わかりますか？
右のエスパースはベンチがやや横に寄っています。
一方、左のLBSは中央に開口しています。
ベンチの出来はエスパースが一枚上手で、芯が入ってつぶれない。
LBSは芯がないので、潰れてしまいます。
また、LBSは長さも少し心もとなく、暴風雨だと吹き込みがありそうな…。
内部の網戸はLBSの方が使いやすそう。
ドローコードで開閉できます。
（エスパースは網戸をベンチにかぶせるタイプ）
開閉できる方が、内部からフライのベンチを整えられて便利。
でも、LBSのドローには、絞って止める部品が付いてないんだよな…
微妙なところでコストカット。
ちなみに、LBSはここに限らず、おい！ってところでこの部品がない。
５個ぐらい買ってきて増設しないとやってられません。
２．フライシート
これは文句なしにエスパースの勝ち。
まず個人的に無いのが、フライ各辺中央のペグダウン部位。
下の写真でわかるかな…？
エスパースは、中央のゴムを中心に裁断の角度が変わっています。
手前に向かって張り出した三角になっていて、引っ張ると綺麗に張れます。
一方、LBSはこの部分が無造作に直線裁断されています。
すると当然、ひっぱると地面との隙間が空いてしまう。
大体20センチくらい浮くので、風が強いと吹き込みそうです。
また、各部のループが全て小さなただの細引きなので、
エスパースのようにゴムループに換装しないと使えません。
換装すりゃいい話なんですが。
フライの裏側、本体とフライの接続部もエスパースの方が凝っています。
このように、本体の穴を通しておしゃぶりで止めるようにできています。
LBSのこの部位が、ただのヒモなのは、ご存知の通り…
３．本体
本体は吊り下げ式。
これは素晴らしい！非常に張りやすいです。
とはいえ、別にスリーブ式が張りにくいって訳でも無いですが。
吊り下げは張るのが楽しいって感じかな。
頂点の部品。
これがねえ…なんでこんな部品を付けたのか…
やりずらいんですよ。
ポールを組み立てたあと、どちらが上か確認しないと接続できない。
テントのポールで、上下（裏表？）があるって、なかなか無いよ。
これはエスパースの本体の上部。
このテントは、冬季はインナーのみで設営するようにできています。
なので本体も超撥水加工してあり、多少の雨なら設営時にも濡れない。
しかも、冬季の強風時には、この頂点に細引きを増設すれば、
さらに張り綱を4本取れるようになっています。
そのために、わざとポールスリーブが本体と離れているんですね。
４．サイズ
写真のエスパース・マキシムナノは１〜２人用。短辺が110センチのモデルです。
二人で山に行ったことがありますが（しかも雨）、
ちょっと小さいな…と感じました。
逆にLBS30は、２人だと持て余し、３人でジャストという感じです。
５．まとめ
ここまで読み返すと、だいぶエスパースよりのレビューですねw
でもLBSもいいテントで、気に入りました。
全面ポリエステルのテントは水に強そうだし、
シンプルな出入り口はとても出入りしやすい。
特に出入り口は、よくあるカマボコ型だとジッパーが噛んでしまうのですが、
このテントは直線のため、実にスムーズに開閉できます。
出口が大きく、テント内で靴を履いたらそのまま立ち上がれます。
エスパース（マキシムナノ）は出口が小さいため、
中腰で少し進まないと立ち上がることができません。
冬季用なんで仕方ないんですが。
いいテントだからこそ、辛口の評価になってしまうということです。
これから長く付き合っていきたいですね。
（冬張りは必要かなあ…）
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