ここのところ各社から発売されている、アシスト系ビレイ機。
PETZL / グリグリ2。
TRANGO / シンチ。
MAMMUT / Smart。
Climbing Tech. / クリックアップ。
そして今回購入したEdelrid / MegaJul。
アシストビレイ機は、大きく2系統に分類される。
ここでは仮に、アクティブとパッシブとする。
アクティブは、ビレイ機自体にロープをロックさせる機構があるもの。
例えばグリグリやシンチがこれにあたる。
メカニカルで重量があり、基本的にシングルロープ専用。
通常はトップロープ系で使う人が多いと思う。
(トップクライマーで、リードで使う人もいるらしいが)
一方、パッシブは、ブレーキにカラビナを利用する。
ATCなんかでビレイループに接続する安環ビナを、ロックに使おうというもの。
軽い。ものによりダブルロープ対応もあり。
リードでも使えるが、ビタ止めになるので支点に負担がかかるらしい。
しかし。
私の購入動機は、そんなことではない。
狙いは、、、懸垂下降!笑
懸垂下降は、通常利き手で下側のロープを操作する。
手を緩めれば下降。締めれば停止。緩めれば墜落。
緩めれば墜落!?(゚д゚;)
そんなシステムでいいのか?仕事なら絶対許可出ないよ。
みなさん、リスクは自己責任と平気で下降しますが…。
実はかつて、下降中のトラブルで思わず操作手を離してしまったことが。
(上部だったのでロープの自重でブレーキがかかり助かった)
改善したいが、シャントは効かないことがあるというし、
プルージックはセットに時間がかかり、後続に迷惑…。
そこで、メガジュルですよ。
さっそく懸垂してみましたが…
1)8ミリダブル
沢登りなんかで使う、8mm径ロープ。これは…ダメですw
ロックは確実なんだけど、解除が唐突でぎこちない。
ハーケン抜けるんじゃないだろうか?
垂直でない懸垂や、立木支点ならいいのかもしれないけれど…。
2)10.5ミリシングル
これはなかなか快適でした。解除も穏やかで、慣れれば実用できそう。それなりに練習は必要ですが。
例えるなら、スーパーカブを自在に操れるアクセル・シフト感覚ですね(意味不明)
普通の懸垂下降が、コントロール手一つで操作するのに対し、
メガジュルはコントロール手とロック解除手の双方を操作するので難しい。
3)10.5ミリシングル(古)
これはダメw全くロープが出て行かない。
体重かければまだしも、最初に歩き懸垂が入ると完全にアウト。
太くなったロープにはかなり敏感なようです。
結論として。
懸垂には有効なアイテムだと思います。
使って思ったが、オートロックがかかる安心感は代え難いものがある。
ATC使えなくなりますよホント。
懸垂専用機として持参しても、かなりの軽量なので、
ビレイ機の予備としての価値も考えるとアリな選択肢ではないだろうか。
時間があれば、ビレイに使った感想も書きますね。
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